夢ある12着 アジュールローズ



道中はエアスピネルの後ろの5-6番手。直線は一瞬スピネルの内の馬群を割ろうかというところも見せた。
まあ見せ場があったとまでは言わないが、現状の力は出し切ったレースだっただろう。
ちなみにレース後コメントでボウマンは「G1級の馬」とのうれしいお言葉。
たぶんにリップサービスが含まれているだろうが、ここで強い相手とレースをしたことが後々生きてきてくれれば。
なお、レース自体を振り返ると、前半イーブンの60.0-中の2ハロンが26.0―ラスト5ハロンが58.0。
通常は直線の3ハロンでガクッと速くなるところが、今回は残り1000mから速くなる究極の消耗戦。
上り5ハ58.0は過去最速(86年以降~)で、ドスローだったエイシンフラッシュの10年が58.7、
ディープがちぎった05年が58.8だから、今年のレースは事前の評判にたがわないハイレベルだった。
勝ち時計は去年に及ばないが、中身は超ハイペースでやりあったキンカメの年、
中だるみが一度もなかった前述のディープの年並みの価値があるだろう。
そこから考えると、上位陣はめまいがするぐらい強すぎる。
アジュールのことを考えなければ、これほどワクワクする世代はないのだが……。
by kyoei-march
| 2016-06-01 13:30
| 一口馬主
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